全州(チョンジュ)韓屋村ガイド

最終更新:2026年7月

韓国の「味の都」全州(チョンジュ)は、ビビンバの本場にして約700棟の伝統韓屋が残る歴史都市。 ソウルから KTX でわずか1時間30分。韓服を着て韓屋村を歩き、本場のビビンバとマッコリを味わい、 伝統工芸を体験する全州の見どころ6選とグルメガイドを紹介します。

全州の基本情報
ソウルからのアクセスKTX約1時間30分 / 高速バス約2時間40分
主要観光エリア韓屋村(ハノクマウル)に集中
ベストシーズン春(4〜5月)花、秋(10〜11月)紅葉・ビビンバ祭り
1泊2日の予算目安約2〜4万円(交通費・宿泊・食事込み)
特徴ユネスコ美食都市・スローシティ認定

全州ビビンバ:知っておきたい3つのこと

1. ご飯が違う

牛骨スープで炊いた黄豆もやしご飯。一般的な白米ビビンバとは根本的に異なります。

2. ナムルの数が違う

30種以上の季節のナムルに、ユッケ(生牛肉)と生卵の黄身。「混ぜ方」にも作法があり、お店の人が教えてくれます。

3. 名店の選び方

韓屋村内は観光向け店が多め。地元民に愛される「韓国館(ハングッカン)」「家族会館(カジョクフェグァン)」は韓屋村の外にあります。

全州のおすすめスポット6選

全州韓屋村の伝統家屋が並ぶ街並み
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全州韓屋村(チョンジュ ハノクマウル)

アクセス: 全州駅からバス(12番・60番)で約15分

営業時間: 24時間(各施設は施設ごと)

料金: 散策無料

約700棟の伝統韓屋が密集する韓国最大の韓屋村落。2011年にスローシティに認定され、伝統文化と現代のカフェ・ショップが融合した独自の雰囲気を持っています。メインストリートの太祖路沿いは飲食店やお土産店が並び、路地裏に入ると静かな韓屋の佇まいが楽しめます。韓屋ゲストハウスに宿泊すれば、オンドル(床暖房)で眠る体験も。年間1,000万人以上が訪れる韓国屈指の観光地です。

慶基殿の正門と竹林
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慶基殿(キョンギジョン)

アクセス: 韓屋村メインストリートから徒歩3分

営業時間: 9:00〜18:00(11〜2月は〜17:00)

料金: 大人3,000ウォン

朝鮮王朝の太祖・李成桂の肖像画(御真)を安置するために1410年に建てられた殿閣。韓屋村の中心に位置し、竹林の散策路が特に美しいフォトスポットです。ドラマ「成均館スキャンダル」のロケ地としても有名。敷地内には朝鮮王朝実録を保管した全州史庫、御真博物館もあり、歴史好きなら1時間以上かけてじっくり見学したい場所です。

殿洞聖堂のロマネスク様式の外観
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殿洞聖堂(チョンドン ソンダン)

アクセス: 慶基殿から徒歩2分

営業時間: 外観見学自由 / 内部 9:00〜18:00

料金: 無料

1914年に完成した韓国初期のロマネスク様式の聖堂で、韓国カトリック教会の聖地の一つ。赤レンガとグレーの花崗岩が織りなす外観は韓屋村の瓦屋根と対照的で、東洋と西洋の建築が向かい合う風景が印象的です。韓国最初のカトリック殉教者が処刑された場所に建てられた歴史的背景も持ちます。夜のライトアップも美しく、韓屋村の夜の散策コースに欠かせないスポット。

豊南門の夜のライトアップ
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豊南門(プンナムムン)

アクセス: 韓屋村入口から徒歩5分

営業時間: 外観見学自由

料金: 無料

全州の旧城郭の南門で、1768年に再建された朝鮮後期の代表的な門楼建築。宝物第308号に指定されています。現在は韓屋村の入口のランドマークとして親しまれ、周辺は全州の繁華街。夜はライトアップされ、韓屋村への入口を華やかに彩ります。門の前の広場では週末に伝統公演が行われることも。

韓紙作りの体験
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全州韓紙院(チョンジュ ハンジウォン)

アクセス: 韓屋村内、慶基殿から徒歩5分

営業時間: 9:00〜18:00(月曜休館)

料金: 見学無料 / 体験 5,000〜15,000ウォン

全州は韓紙(ハンジ/韓国伝統の手漉き和紙)の産地として1,000年以上の歴史を持ちます。韓紙院では伝統的な製法を見学でき、自分で韓紙を漉く体験プログラム(約30分)も人気。韓紙で作った扇子やランプシェードはお土産にも最適です。全州韓紙は日本の和紙と技法が似ており、両国の文化的つながりを感じられる場所。

全州郷校の大成殿
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全州郷校(チョンジュ ヒャンギョ)

アクセス: 韓屋村東側、殿洞聖堂から徒歩10分

営業時間: 9:00〜18:00

料金: 無料

1354年に創建された朝鮮時代の地方教育機関(儒学の学校)。銀杏の大木に囲まれた静かな敷地は、韓屋村の喧騒から離れた穴場スポットです。秋には銀杏の黄葉が美しく、フォトスポットとして人気急上昇中。ドラマ「成均館スキャンダル」「トキメキ!弘文館図書館」のロケ地にもなりました。韓服を着ての撮影に最適な場所の一つ。

全州グルメガイド

2012年にユネスコ「美食創造都市」に認定された全州。ビビンバだけでなく、韓定食、コンナムルクッパ、マッコリ文化まで、食の奥行きが段違いです。

料理特徴目安
*全州ビビンバ30種以上のナムル・ユッケ・牛骨スープご飯の本場の味12,000〜15,000W
*コンナムルクッパ黄豆もやしのスープご飯。二日酔いの朝に最適7,000〜9,000W
*PNB豊年製菓チョコパイ全州名物の手作りチョコパイ。お土産の定番1,200W/個
韓屋村の食べ歩き串餅、チーズホットク、タッカンジョン、たい焼き1,000〜4,000W
マッコリとパジョン全州式マッコリはフルーティー。チヂミと一緒に5,000〜8,000W
韓定食(ハンジョンシク)30品以上の伝統おかず。全州が本場15,000〜30,000W
母酒(モジュ)生姜・シナモン入りの温かい伝統酒。冬の名物3,000〜5,000W

* 印は絶対食べるべき名物

全州での韓服体験

料金相場: 2時間 10,000〜20,000ウォン(ソウルより安い)

おすすめ撮影スポット: 慶基殿の竹林、殿洞聖堂前、韓屋村の路地裏、全州郷校の銀杏

ソウルとの違い: 韓屋村全体が撮影セットのような雰囲気。ソウルの景福宮周辺より人が少なく、ゆっくり撮影できる

ヘアセット: 多くの店舗で伝統ヘアアレンジが含まれる(または+3,000ウォン程度)

1泊2日モデルコース

1日目

KTXでソウル→全州(約1時間30分) → 韓屋村チェックイン(韓屋ゲストハウス) → 韓服レンタル → 慶基殿(竹林散策) → 殿洞聖堂 → 太祖路食べ歩き(チョコパイ・ホットク) → 全州ビビンバの夕食 → 韓屋村の夜景散策 → 豊南門ライトアップ

2日目

コンナムルクッパの朝食 → 全州郷校(銀杏の庭) → 全州韓紙院(韓紙作り体験) → 南部市場(全州マッコリ通り) → 全州映画の通り → KTXでソウルへ

全州旅行のコツ

ビビンバは韓屋村の外で食べる

韓屋村内は観光向け。地元民が通う「韓国館」「家族会館」は村の外(タクシー5分)にあり、味もコスパも上。

韓屋ゲストハウスは予約必須

週末は2週間前に満室になることも。平日なら当日でも取れることが多い。オンドル体験ができる伝統韓屋がおすすめ。

夜の韓屋村が実は穴場

日帰り客が帰る18時以降は人がぐっと減り、ライトアップされた静かな韓屋の路地を独り占めできます。

南部市場のマッコリ通りは必訪

3,000ウォンでマッコリ1杯を頼むとおかずが10品以上出てくる「全州式マッコリ文化」を体験できる屋台通り。

よくある質問

Q. ソウルから全州への行き方は?

KTXでソウル龍山駅から全州駅まで約1時間30分(25,700ウォン)。高速バスでソウル高速ターミナルから約2時間40分(14,800ウォン)。全州駅から韓屋村まではバスまたはタクシーで約10分です。

Q. 全州韓屋村の観光に何時間必要?

韓屋村だけなら3〜4時間で主要スポットを回れます。韓服レンタル+食べ歩き+周辺観光を含めると丸1日。1泊2日で夜の韓屋村のライトアップと朝のコンナムルクッパ(もやしスープ)を楽しむのが理想的です。

Q. 全州ビビンバと普通のビビンバの違いは?

全州ビビンバは黄豆もやし(コンナムル)を炊き込んだご飯にユッケ、30種以上のナムルを盛り付けるのが特徴。牛骨スープで炊いたご飯と生卵の黄身が味の決め手です。一般的なビビンバとは具材の数とご飯の作り方が根本的に異なります。

Q. 全州で韓服レンタルはできますか?

韓屋村内に30軒以上のレンタル店があり、2時間10,000〜20,000ウォン、4時間15,000〜30,000ウォンが相場。景福宮周辺(ソウル)より安い傾向です。韓屋村の路地は韓服がよく映え、撮影スポットが豊富です。

Q. 全州旅行のベストシーズンは?

春(4〜5月)は韓屋村の花が美しく、秋(10〜11月)は紅葉と澄んだ空気が魅力。10月の全州ビビンバ祭りは必見。夏は蒸し暑く、冬は寒いですが観光客が少なく落ち着いて回れます。

のびちゃんメモ

全州は「食べる」こと自体が観光の主役。お腹を空かせて行くのが一番のコツだよ。

3行まとめ

  1. ソウルからKTX 1時間30分。日帰りも1泊も可能。
  2. 本場の全州ビビンバは地元の名店で食べるのが正解。
  3. 韓服×韓屋村の路地裏散策が最高のフォト体験。

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※ 一部の情報は韓国観光公社TourAPIのデータを参照しています。写真:Wikimedia Commons

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