済州島観光の完全ガイド
漢拏山・城山日出峰・牛島・黒豚グルメ -- 2泊3日モデルコースから予算・アクセスまで徹底解説。
Photo: Wikimedia Commonsアクセス -- 日本から済州島への行き方
日本からの直行便
成田空港・関西国際空港から済州国際空港(CJU)への直行便が運航されています。 ティーウェイ航空、チェジュ航空などのLCCが中心で、所要時間は約2時間〜2時間30分。 往復航空券は時期により3〜8万円程度。
| 路線 | 航空会社 | 所要時間 | 往復目安 |
|---|---|---|---|
| 成田 → 済州 | ティーウェイ航空 | 約2時間30分 | 3〜6万円 |
| 関西 → 済州 | チェジュ航空 / ティーウェイ | 約2時間 | 3〜5万円 |
ソウル経由(国内線)
ソウル旅行と組み合わせるなら、金浦空港(GMP)から済州空港(CJU)への国内線が便利。 韓国で最も利用者数の多い路線で、毎日数十便が運航。所要時間は約1時間10分。 片道30,000〜60,000Wが目安です。仁川空港(ICN)からも国内線があります。
| 路線 | 所要時間 | 片道目安 |
|---|---|---|
| 金浦 → 済州 | 約1時間10分 | 30,000〜60,000W |
| 仁川 → 済州 | 約1時間15分 | 35,000〜70,000W |
| 釜山(金海) → 済州 | 約55分 | 25,000〜50,000W |
済州空港から市内へのアクセス
済州国際空港は済州市の中心部に位置しており、市内中心部までタクシーで約10〜15分(約4,000〜6,000W)。 空港リムジンバス(600番)は島を一周し、主要観光地を結んでいます。 レンタカーを借りる場合、空港周辺の「レンタカー通り」に各社が集中しており、 無料シャトルバスで営業所まで移動できます。
おすすめ観光スポット6選
世界自然遺産3つ(漢拏山・城山日出峰・万丈窟)を含む、済州島の必見スポットを厳選。
Photo: Wikimedia Commons漢拏山(ハルラサン)
済州島中央部韓国最高峰(1,947m)の火山。UNESCO世界自然遺産に登録。城板岳・観音寺の2つの主要コースがあり、山頂の白鹿潭(ペンノクタム)火口湖は絶景。日帰り登山が可能で、所要時間は往復8〜10時間。
旅のヒント
城板岳コースが距離は長いが傾斜が緩やか。入山制限時間があるので早朝出発必須(夏5時/冬6時頃)。事前にウェブ予約が必要。
Photo: Wikimedia Commons城山日出峰(ソンサンイルチュルボン)
東部海から突き出た巨大な火山の噴火口。UNESCO世界自然遺産。頂上まで約30分で登れ、済州島で最も有名な日の出スポット。火口の中は草原が広がり独特の景観。
旅のヒント
日の出を見るなら冬は7時頃、夏は5時半頃に到着。隣接する牛島行きフェリー乗り場もここ。海女さんの実演も見学可能。
Photo: Wikimedia Commons万丈窟(マンジャングル)
東部全長約7.4kmの世界最長級の溶岩洞窟。UNESCO世界自然遺産。公開区間は約1kmで、天然の石柱や溶岩鍾乳石など火山活動の痕跡を間近で見学できる。洞窟内は年間11〜21度で夏は涼しく冬は暖かい。
旅のヒント
足元が滑りやすいのでスニーカー必須。洞窟内は薄暗いので小さなライトがあると便利。所要時間は約40分〜1時間。
Photo: Wikimedia Commons牛島(ウド)
東部沖城山港からフェリーで約15分の小さな離島。エメラルドグリーンの海と白い砂浜が美しく、「韓国のモルディブ」とも呼ばれる。島一周は約17kmで、電動スクーターや電動自転車で巡るのが人気。
旅のヒント
フェリーは30分間隔で運航(往復5,500W)。最終便を必ず確認。ピーナッツアイスクリームが名物。晴れた日がおすすめ。
Photo: Wikimedia Commons中文観光団地(チュンムン)
南部済州島最大の複合リゾートエリア。柱状節理帯(チュサンジョルリデ)の絶景が見どころ。如美地植物園、テディベアミュージアム、天帝淵滝なども集中。高級リゾートホテルが多い。
旅のヒント
柱状節理帯は無料で見学可能。中文海水浴場はサーフィンスポットとしても有名。ホテル宿泊者以外もレストラン利用可能。
Photo: Wikimedia Commons天地淵滝(チョンジヨンポッポ)
西帰浦市内高さ22m、幅12mの壮大な滝。天と地が出会う淵という名前の通り、深いエメラルドグリーンの滝壺が印象的。夜間ライトアップも実施される。西帰浦の中心部から徒歩圏内。
旅のヒント
入口から滝まで遊歩道を約15分。夜間ライトアップ(22時まで)は幻想的。正房滝・天帝淵滝と合わせて「済州三大滝」。
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済州黒豚(フクトン / 흑돼지)
済州島に来たら絶対に食べるべき名物料理。済州在来種の黒豚は肉質がきめ細かく、脂身が甘い。 厚切りの三段バラ(サムギョプサル)を炭火で焼くスタイルが定番で、噛むほどに旨みが広がります。
おすすめエリア: 済州市「黒豚通り(フクトンゴリ)」に専門店が20軒以上集中。 1人前12,000〜18,000W程度。2人前以上から注文が一般的。
海鮮料理(アワビ粥・刺身)
済州の海で獲れる新鮮な魚介は格別。特にアワビ粥(チョンボクチュク)は朝食の定番で、 済州産のアワビをたっぷり使った濃厚な味わい。1杯10,000〜15,000W。 海女(ヘニョ)さんが獲る天然のサザエ、ウニも絶品。
おすすめ: 城山や西帰浦の海岸沿いに海鮮食堂が多数。 東門市場でも手軽に海鮮が楽しめます。
太刀魚の煮付け(カルチチョリム / 갈치조림)
済州近海で獲れる銀色の太刀魚(カルチ)を大根や豆腐と一緒にピリ辛のタレで煮込んだ郷土料理。 身がふわふわで、辛いスープがご飯との相性抜群。
予算: 1人前 15,000〜25,000W。西帰浦の毎日オレ市場周辺に名店が多い。
東門市場(トンムンシジャン / 동문시장)
済州市の中心にある伝統市場で、観光客にも大人気。新鮮な魚介類、済州みかん、 ヨモギ餅(スクトッ)、黒豚串、ピーナッツアイスクリームなど済州の味覚が一堂に集結。 夜市(ヤシジャン)も開催され、屋台グルメの食べ歩きが楽しい。
営業: 常設市場 7:00〜21:00 / 夜市 18:00〜24:00(金・土・日)。 済州空港から車で約10分。
済州みかん・ハルラボン
済州島は韓国最大のみかん産地。特にハルラボン(デコポンに似た品種)は甘みが強く人気。 カフェではみかんジュースやみかんスイーツが定番。お土産にも最適で、 東門市場や空港で購入できます。旬は11月〜翌2月。
のびちゃんのヒント
済州島はコンビニやカフェではクレジットカードが使えますが、 市場の小さな屋台では現金のみの場合も。 東門市場に行くなら事前にATMで現金を準備しておくと安心です。
2泊3日モデルコース
済州島を効率よく回るなら、初日に東側、2日目に西側、最終日に済州市内という 東回り・西回りルートがおすすめ。レンタカー利用を前提としたプランです。
1日目: 東回りルート
| 時間 | スポット | メモ |
|---|---|---|
| 09:00 | 城山日出峰 | 頂上まで往復約1時間。朝の涼しい時間帯がベスト |
| 11:00 | 牛島(ウド) | フェリーで約15分。電動スクーターで島一周 |
| 14:30 | 万丈窟 | 世界遺産の溶岩洞窟。所要約1時間 |
| 16:00 | 月汀里(ウォルジョンリ)海辺 | おしゃれカフェが並ぶビーチで休憩 |
| 18:00 | 済州市内 | 東門市場で夕食。黒豚通りも近い |
2日目: 西回りルート
| 時間 | スポット | メモ |
|---|---|---|
| 09:00 | 漢拏山 霊室コース | 中腹まで約2時間。体力に自信があれば城板岳コースで山頂へ |
| 13:00 | 涯月(エウォル)カフェ通り | 海沿いのおしゃれカフェで昼食&カフェタイム |
| 15:00 | 翰林公園 or 挟才(ヒョプジェ)海水浴場 | 透明度抜群のビーチ。夕日スポットとしても有名 |
| 17:00 | 中文 柱状節理帯 | 迫力の自然造形美を鑑賞 |
| 18:30 | 西帰浦 天地淵滝 | 散策後、西帰浦の海鮮レストランで夕食 |
3日目: 済州市内 + 出発
レンタカー情報
国際運転免許証について
韓国はジュネーブ条約加盟国のため、日本で取得した国際運転免許証(IDP)で運転可能です。 出発前に最寄りの運転免許試験場・警察署で取得してください(即日発行、2,350円)。 有効期間は発行から1年間。日本の運転免許証も携帯必須です。
注意点
- ・韓国は日本と同じ左ハンドル・右側通行ではなく、右ハンドル・右側通行です(日本と逆)
- ・ナビは韓国語表示が基本。日本語/英語対応のナビを事前にリクエストするか、スマホのGoogleマップやNaver Mapアプリを活用
- ・済州島は信号が少なくラウンドアバウト(ロータリー)が多いので慣れが必要
- ・ガソリンスタンドはセルフ式が主流。レギュラー(ヒュバルユ)は1リットル約1,700〜1,900W
レンタカー料金の目安
| 車種 | クラス | 1日料金 |
|---|---|---|
| 軽自動車(モーニングなど) | エコノミー | 25,000〜35,000W |
| 小型車(アバンテなど) | スタンダード | 35,000〜55,000W |
| 中型車(ソナタなど) | ミドル | 55,000〜80,000W |
| SUV(ツーソンなど) | プレミアム | 80,000〜120,000W |
* 保険(CDW/LDW)は1日5,000〜10,000W追加。フル補償をおすすめします。 空港近くの「レンタカー通り」の各社を比較サイトで事前予約すると割引あり。
レンタカーなしで回る方法
済州島は路線バスも充実しています。急行バス(800番台)が主要観光地を結び、 T-moneyカードで乗車可能。Kakao Mapアプリでバスの路線検索ができます。 また、1日観光タクシー(チャーター)も人気で、8時間で120,000〜180,000Wが相場。 ドライバーがガイドを兼ねてくれることも多く、言葉が不安な方におすすめです。
季節別おすすめ
春(3〜5月)
気温: 10〜20度
菜の花畑・桜・アジサイが順に開花。気温も穏やかで観光のベストシーズン。漢拏山のツツジも見事。
夏(6〜8月)
気温: 23〜33度
海水浴シーズン。牛島・挟才海水浴場が特に人気。台風シーズン(7〜9月)に注意。宿泊費が高騰。
秋(9〜11月)
気温: 12〜25度
ススキの名所(山君不離・漢拏山)が見頃。紅葉も美しい。気温も快適で観光に最適。
冬(12〜2月)
気温: 1〜10度
観光客が少なく静かに楽しめる。済州みかんの旬。漢拏山の雪景色は絶景。宿泊費が最安。
予算目安(2泊3日 / 1人あたり)
ソウルからの国内線利用を想定した予算です。日本からの直行便は航空券代が別途加算されます。
| 項目 | 節約 | スタンダード | プレミアム |
|---|---|---|---|
| 航空券(ソウル往復) | 60,000〜80,000W | 80,000〜120,000W | 120,000W〜 |
| 宿泊(1泊) | 30,000〜60,000W | 80,000〜150,000W | 200,000W〜 |
| レンタカー(1日) | 30,000〜40,000W | 50,000〜80,000W | 100,000W〜(SUV) |
| 食費(1日) | 20,000〜30,000W | 40,000〜60,000W | 80,000W〜 |
| 入場料・体験(1日) | 10,000〜20,000W | 20,000〜40,000W | 50,000W〜 |
| 2泊3日合計(1人) | 約250,000W〜 | 約500,000W〜 | 約900,000W〜 |
* 2人でレンタカーをシェアする場合、1人あたりの交通費は半額に。 日本からの直行便利用の場合、往復航空券3〜8万円(時期により変動)が加算されます。
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涯月カフェ通り・西帰浦エリア
Photo: Wikimedia Commons涯月(エウォル)カフェ通り
済州島の西海岸に位置するエウォルは、海を見渡すおしゃれカフェが並ぶエリアとして 近年大人気。石垣とヤシの木が織りなす済州らしい風景の中に、 デザイン性の高いカフェが点在しています。
済州市内から車で約30分。海沿いの道路をドライブしながらカフェ巡りを楽しめます。 特に夕暮れ時は海に沈む夕日が絶景。済州みかんを使ったドリンクやスイーツが人気です。
西帰浦(ソギポ)エリア
済州島南部の西帰浦は、天地淵滝・正房滝・天帝淵滝の「済州三大滝」が集中するエリア。 中文観光団地もここにあり、リゾートホテルが充実。イ・ジュンソプ通りはアートギャラリーや 小さなショップが並ぶ散策スポットです。
西帰浦毎日オレ市場は地元感があふれる市場で、観光客も楽しめます。 済州オレ(제주올레)のトレッキングコースの起点も多く、 海岸沿いのウォーキングは特におすすめ。
済州オレ(トレッキングコース)
済州島の海岸線を一周する全26コースのトレッキングルート。 1コースあたり約4〜5時間で、海岸の絶景、火山地形、農村風景を楽しめます。 初心者には7コース(西帰浦〜月坪)がおすすめ。柱状節理帯や滝を経由し、 済州島の自然を存分に体感できます。無料で誰でも歩けます。
済州島ならではの体験
海女(ヘニョ)体験
ユネスコ無形文化遺産の海女文化を体験。素潜り体験プログラムや、 海女さんが獲った新鮮な海産物の試食ができる施設もあります。
みかん狩り
10月〜翌1月がシーズン。済州島各地の農園で体験可能。 入場料5,000〜10,000Wで食べ放題+お持ち帰り付きが一般的。
乗馬体験
済州島は馬の産地として有名。漢拏山の草原で済州馬に乗る体験は特別な思い出に。 初心者向けコースもあり、30分15,000〜30,000W程度。
ドルハルバン作り
済州島のシンボル「トルハルバン(石のおじいさん)」のミニチュアを 自分で作る体験教室。お土産としても人気。